2017年2月25日土曜日

【ネタ記事】2017年度センター試験 運だけで解いてみた

 センター試験。それは大学進学を希望する全員が受けるマークシート形式の試験だ。今、この新聞を手に取っている皆さんも受けてきたことだろう。




 ところでセンター試験中にこんな経験をしなかっただろうか。「あー、この問題わかんない。適当にマークしよう」そう、やけくその神頼みマークだ。そして、この際よく使われるのがあらかじめ番号を振った鉛筆だ。この鉛筆を転がして出た面に書かれた数字をマークするのだ。今回はセンター試験のすべての問題をこの「鉛筆ころころ」で解いてみると何点くらい取れるのかを検証してみた。なお、この検証では1~6までの番号を振った鉛筆を使用した。

 文系の筆者はまず世界史を受けてみる。高校時代の記憶がかすかに残っていたので最初の問題の答えは分かってしまった。「4! 4出ろ!」そう願って鉛筆を振る。答えが分かっているのに鉛筆を振るのは本末転倒な気がするがそれはおいておこう。さて、出た目は…… 、6だった。「いや、この問題4択なんですけど」、と心の中で突っ込みつつも出てしまったものは仕方ない。しぶしぶ6にマークする。そして2問目。これも答えが分かった。「3だ、3出てくれ」と祈りながら鉛筆を振る。出た目は…… 、3だ。「よっしゃあああ」まるで宝くじに当たったかのような高揚感を覚えつつ、次の問題に進む。

 そして、全ての問題を解き終わり早速採点。結果は25点であった。世界史は100点満点であるから4分の1を取れたということである。

 この調子で他の科目も解いていく。地理20点、国語37点、英語48点、理科基礎2科目で15点という結果になった。

 そしていよいよ最後の難関を迎える。そう、数学だ。数学だけは選択式の問題ではなく、答えの数字をそのままマークする問題がほとんどなのである。しかも今回は1~6までしか出せないので7以上の数字や0が答えにあったら太刀打ちができない。しかし、ここまで来たらやるしかない。一つでも多く正解する!

 予想できていたとは思うが、結果は悲惨なものだった。数学ⅠAは5点、数学ⅡBは4点。マークするのが一桁の問題に救われた格好だ。改めてこの検証の愚かさを知った筆者であった。


 今回のセンター試験をすべて鉛筆を転がして解いた結果、合計点数は154点であった。受験生の皆さんは分からない問題に出会っても決して神頼みせず、最後まで頑張って解いてほしい。どうしても神頼みしなければならないときは、必ずその問題の選択肢と同じ数の数字を鉛筆に書くのをおすすめする。

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