2017年2月26日日曜日

【受験生応援企画】受験生に代わり絶叫系で落ちる・振り回される

 受験生にとって「落ちる」、「振り回される」という言葉は大敵であろう。筆者も受験生時代に大変苦しめられてきた。「誰か身代わりになってくれないかなぁ」と願う気持ちもあるはずだ。しかし、誰がそうやすやすと身代わりになってくれるだろうか―― 。「そうか!   俺が受験生の代わりになればいいじゃないか!」と妙案が思いつく筆者。勢いのままCを連れて「落ちて振り回され」に行くため部室を飛び出した。




 二人で向かったのは東京都に位置する遊園地、よみうりランド。ここでさまざまな「落ちたり振り回される」アトラクションを受験生の代わりに受けることにした。

 「ちょっと待てよ! ただ楽しみに行くだけではないか! こっちはすごく苦労を――」と思っている受験生もいるだろう。しかし、それは大きな間違いである。次の前提を知らないからそのようなことが言えるのだ。
・とりあえず怖いものは苦手
・絶叫系など死んでも乗りたくない
・そもそも遊園地自体片手で数えられるくらいしか行ったことがない
というわけで、勢いだけで来てしまったよみうりランドで戦々恐々することになる一日が始まった。

 よみうりランドに着いて最初に経験したのは「バンデット」。ジェットコースターは言わずと知れた「落ちて振り回される」アトラクションである。気合を入れて乗り込む筆者とC。そして、おもむろに発車。はじめはゆっくり上昇する。そして……勢いよく落下! 回転! 急カーブ!「うひぇぇぇぇーーー」予想通り撃沈した筆者。その隣でCは涼しい顔をしている。恐るべし。

 二発目は「ルーピングスターシップ」。これを遠目に見た筆者の一言目は「はい?」。船が空中で一回転していたのだ。「これは無理かも……」と思う筆者の横で「よし! あれに乗ろう」と張り切るC。言われるがまま乗ってみると、頭に血が上っていく感覚だ。なす術もなく「振り回されて」きた筆者。すでに満身創痍だ。

 三発目は「クレージー ヒュー」。高さ約40メートルまで急上昇するのが目玉だ。「これに乗る意味とは」と思う筆者。結局、乗ってしまったのだが、想定外の急加速。これには筆者、空いた口がふさがらない。

 四発目は「クレージーストン」。これは先ほどの乗り物とは逆で、約40メートル上空から急降下する。どんな感想を抱いたかは、もはや言うまでもない。

 極めつけは「バンジージャンプ」。実を言うと、過去にトラウマがあってどうしても筆者はバンジーを飛ぶことができない。ジャンプ台上で30分は粘ったものの、すごすごと引き下がるしかなかった。結局、バンジーはCに飛んできてもらうことに。さて、なんのためらいもなく宙に飛び立ったC。感想は「まあまあ」。そんなものである。やっぱりC、恐るべし。

 今回、様々なアトラクションで受験生の身代わりに「落ちて振り回され」た筆者。確かな達成感があった。「受験生のみんな、頑張って合格してね」そう心から願う筆者なのであった。

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